台風7号が東日本に迫る中、JUCA本部は8月13日午前3:00に逗子・鎌倉を出発。一ヶ月前に大規模な水害に見舞われた秋田県北部の被災状況を確認すべく、夕方には大館に到着しました。
青森一周RAAM予選会RAAのルート上の道路状況を中心に3日間かけて、道路の状況を調査し、問題ないことを確認できました。そして迫り来る台風も幸いにして青森県の太平洋側を掠めただけで、無事8月17日午前6:00にRAA2024が始まりました。
参加者数が過去最高
昨年NHKの番組「チャリダー★快汗!サイクルクリニック」で紹介された効果もあって、46人の参加申し込みをいただき、一気に昨年の2倍以上の参加者数となりました。
特にリレーチームは6組も参加を申し込んでいただき、リレー参加者は合計26人と全参加者数の半数以上を占めました。チーム戦の面白さを広めたいJUCAとしては大変喜ばしいことでした。
また46人の参加者のうち、青森在住の参加者が半分以上を占め、5回目となるRAAは地元に根付きつつあるという確信を得ることができ、これも主催者として非常に嬉しいことでした。
8月17日、RAA2024始まる
8月17日午前6:00。1000kmの参加者を皮切りに、 650km走行会リレーチーム、そして最後は650km走行会(ソロ)という順で5分刻みのウェーブスタートで出発しました。
青森市から下北半島へ北上するにつれ、雨風が強くなり、太平洋沿いの区間はかなり苦戦したようです。
650kmの参加者は夕方からは内陸の十和田市に向かうに従って天気が好転し、大半の参加者は夜間悪天候に悩まされることなく、八甲田山を通過することができました。一方、深夜から明け方にかけて酸ヶ湯近辺を走っていた参加者はあいにくの豪雨に足止めされたそうです。
1000kmの参加者は岩手県との県境にある階上まで太平洋の沿岸を行き、さらに十和田市から、奥入瀬渓谷経由で十和田湖を通過、秋田県に入ってからは男鹿半島の入り口にある寒風山を目指して走りました。
八郎潟の長い直線区間を我慢して走り、途中のひまわりロードのひまわりに励まされ、
寒風山を登り切った参加者は時間帯によっては、夕日に染まった開放感満点の景観に、あるいは明け方のピンクに染まった日本海に深い感銘を受けたようです。
8月18日〜20日
日付が8月18日から19日に、そして20日に変わった頃、日本海側は晴天に恵まれ、夜間に最後の100kmを走っていた参加者は煌々と照っている満月のあまりの明るさに、前照灯のライトを消して月明かりを堪能したそうです。
RAA2024の結果
Discordでリアルな状況を把握
昨年からRAAM本番で使われている通信ツール「Discord」にほぼ全員の参加者に登録をしていただきました。
これにより、参加者がチェックポイントになっているコンビニのレシートや撮影ポイントの画像を随時アップロードをしてくれたおかげで、JUCA本部は全員の所在地やおおよそのゴール時間を把握でき、安心して運営することができました。
また参加者が随時走っている様子やコース上のトラブルの報告、緊急の警告などをDiscordで共有していただいたことにより、RAAはさらに盛り上がりました。
今年はRAA650kmと1000kmをスタートから同時に開催したため、ゴールは3日間にわたることになり、RAA650kmが終了しても懇親会ができなかったことが残念でした。
そのため2025年はRAA1000kmをお盆が始まる8月13日からスタートし、その週の後半にRAA650kmを開催することによって、参加者全員が交流できる懇親会を企画したいと考えています。
最後に…
参加された皆さま、本当にお疲れ様でした。また、ご参加いただきありがとうございました。来年も皆さまにお会いできるよう、奮ってのご参加をJUCA本部スタッフ一同心よりお待ちしております。