RAAM本番のルール

以下は例です。このような詳細なルールがあるので、順次翻訳して追加していきます。

ルール1425  本部との連絡

  1. レーサーがTS(Time Station)に到着したら30分以内にレース本部に電話を掛け、到着を知らせる。
  2. レーサーが到着するまでは本部に電話をするべきではない。ただし、ペナルティ・ボックスはTS15とTS52の二か所にあるので、これらのTSでは、クルーはレーサの到着見込み時間の直前にペナルティ時間を確認するために本部に電話しても良い。

レーサーがTSに到着後本部からの重要な指示や情報がクルーに伝えられる。

  • レーサーやクルーの代表者はTSに到着後、もしくは6時間に一度の頻度で本部に連絡をし、ルートの変更などの重要な情報が発表されているかどうかをチェックする。その際、レーサーの体調や進み具合や安全にかかわる情報を本部に伝えなければならない。

ルール1430 携帯電話に関して

  • TSの内、携帯電話のカバレジが無い地域もあるので、TSについても電話が繋がらない場合、その先で携帯が繋がった時点ですぐに本部に電話をすること。もしもTS到着後携帯電話が30分以上繋がらなかった場合、なぜ本部への連絡が遅れてしまったのかを説明しなければならない。携帯電話の電源切れは報告の遅延の原因としては認められない。(許容されない。)
  • 本部の電話が話し中の場合、繋がるまで掛け続けること。先行しているレーサーや後にいる別のレーサーが本部に連絡が取れているにもかかわらず、携帯電話の電源切れ等の問題を理由にクルーが本部への連絡を怠った場合、ペナルティが課せられる可能性がある。

ルール1435 情報の共有化

  • 公式な情報はあくまでも本部、レース・オフィシャル、もしくは運営側の役員から発表される。TSに待機しているスタッフ、もしくは第三者から得られた情報の信憑性についてはRAAMは責任を負わない。TSのスタッフは周辺地域に関する情報やレースの進捗状況や他のレーサーの戦略に関しての質問に回答してもよい。これらは公開済みの情報とみなされるからである。
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ルール1440 TS到着後の手順

  • レーサーがTSに到着したらクルーはレーサーの登録番号、TSの番号、それにEDT[東海岸時間]の到着時刻を本部に伝えること。電話を掛けたクルーに対して、本部から確認番号が伝えられる。確認番号、本部に連絡したクルーの名前、その他の情報は全てルートブックに記入すること。
  • レースコース上にはおよそ50か所のTSがある。その内複数の有人TSがある。
  • レーサーの到着を本部に伝える回数は各TSごとに一回だけとする。一か所のTSから複数回本部に電話をするとペナルティを課せられる可能性がある。本部に電話を掛ける人はレーサー本人かクルーのみであり、TSのスタッフはレーサーに関しての情報を本部に伝えることは出来ない。

ルール1445 その他の報告事項

以下の状況が発生した場合には必ず本部に連絡をすること。

  • レーサーが30分以上コースから離れる場合。(モーテルなどで睡眠をとるなどのケースも含むか? コース脇の車中で仮眠をとる場合は? ファミレスで食事の場合は?)
  • レーサーから30フィート圏内にレースに参加していない普通の自転車乗りが走行し、レーサーがその人を邪魔だと感じた時。
  • フォロー・カーが故障し、別の車両と交替する時。
  • クルーの人員を追加もしくは変更する時。
  • オフコースに行かされたり(誰にオフコースを行かされたかは書いてない)、レースルートを走行中に間違った分岐を曲がってしまったり(単なるミスコースのことか?)、警察に停止を命じられた結果、30分以上の遅延が生じた場合。

ルール1465 クルーとレーサーの休憩、睡眠について

レーサーの仮眠時間には制限はない。クルーもしかり。しかし、レースのオフィシャルがレーサーやクルーの内、危険なほど寝不足状態にあると判断した場合、レーサーにペナルティを課すことができる。さらに、交替要員がいない場合、オフィシャルはレーサーとクルーに対して最長で4時間までの休憩を命じることができる。

充分な休憩をとることによって、安全に走行できるための体力を温存することがレーサーとクルーの責任である。

フォローカーのクルーは夜間の走行条件に対応できるために夜間走行を担当する前日に十分に休養をしなければならない。

クルーが指示したにも関わらず、レーサーが休養を取ることを拒否した場合、クルーがレーサーが危険な状況に陥っていると判断した場合、クルーは直ちにレースの本部、オフィシャルに知らせなくてはならない。

サポート・カーの安全な運行を確保するためにクルーチーフおよびレーサーはクルーが十分に休養できるように配慮する責任がある。もしもクルーが十分に休養を取れず、そのためにサポート・カーを安全に運転できない状況に陥ってしまった場合、レーサーは停止しなければならない。

ルール1470 スパイ、偵察行為

 (この規定あまり関係ないとは思いますが、逆にスパイされることがありうるので、下記の規定を念頭に置いた方が良いと思います。)

スパイ、偵察をする時の要件

  • 車両にはレースのステッカーが貼ってある事
  • キャラバンニングは禁止。通常のスピードで走行。
  • スパイの対象になっているレーサーを1時間に2度以上追い越してはならない。
  • 対象となっているレーサーとそのクルーが5分以上停止している時は、スパイ車両はそのレーサー及びクルーの車から300フィート圏内に停車してはならない。